シェイプメモリーアライナーについて
2025.09.03更新
こんにちは!ひとみ矯正歯科医院です。
今回は日本インハウスアライナー矯正歯科研究会参加のご報告です😊
8月30日〜31日に東京で開催された「日本インハウスアライナー矯正歯科研究会」に参加してきました!
日本インハウスアライナー研究会というのは院内で作成したマウスピース(インハウスアライナー)を利用した矯正治療について学ぶ会です。
今回は当院ではまだ導入していない「シェイプメモリーアライナー」について、最新の技術や活用事例をたくさん学ぶことができました🙌
💡シェイプメモリーアライナーとは💡
形状記憶機能があるプラスチック素材を用いて3Dプリンターで作製されたアライナー(歯を動かすためのマウスピース)です。
お湯につけると柔らかくなり、体温くらいの温度で元の形に戻ります。
装着する前にお湯で柔らかくして装着し、体温で元の形に戻していくので、取り外しが楽で適合がとてもいいので、歯の表面につけるアタッチメントの数も減らせます。
また歯にかかる力も弱くできるので歯にも優しく快適に治療が進められます。
当院のマウスピース矯正で使うアライナー(歯を動かすためのマウスピース)は3Dプリンターで作成した模型に熱で柔らかくなるシートを圧接して作製しています。アタッチメントが必要だったり着脱が難しくなる場合があったりすることがあります。
シェイプメモリーアライナーはアレルギーの問題などの安全面の問題がクリアできればとても使ってみたい素材だと思います。マウスピース矯正の世界は、今もどんどん進化中…!今後の治療の幅がさらに広がりそうです👀💡
ひとみ矯正歯科医院では、これからも新しい技術や知識を積極的に取り入れて、みなさまにより良い矯正治療を提供していきたいとおもっています😊
デンタルモニタリング のご紹介
2025.08.26更新
こんにちは!ひとみ矯正歯科医院の田村です😊
今回はデンタルモニタリング のご紹介です。
デンタルモニタリングとは…
スマホに専用デバイスをつけお口の中を撮影すると、医院サイドであなたのお口の中をチェックすることができるシステムです。
お口の中の状態、治療の進み具合を医院でチェックできるので、最適な時期に次の装置調整の予約を取ることができます。ですので通院回数は最小限にすることが可能です。
またAIも支援して、装置の破損や、虫歯や歯周病になっていないかのチェックもしっかり行うことができます。
マウスピース矯正でもワイヤー矯正でもOKです。どちらもあなたの生活に合わせてしっかりサポートできます。
「遠くに引っ越すかも…」「仕事が忙しくて通えない週がある」そんな時でも、お口の健康や歯の動きはしっかり管理することができます。
興味がある方はぜひスタッフへお声がけくださいね!
診療スケジュールがホームページで確認できるようになりました!
2025.08.20更新
こんにちは😊
院長の田村です。
当院の休診日が翌月までホームページで確認できるようになりました!
ご予約の際はぜひご活用くださいね😊
ご予約・ご予約の変更はLINEでも可能です。
まだLINEを登録されていない方はここから登録できます。
ぜひチェックしてみてくださいね。
LINEはこちら
医療広告ガイドラインへの対応・薬機法に関する記載
2024.06.18更新
※未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。
■未承認医薬品等であることの明示
当院では、マウスピース型矯正装置「インビザライン」を導入しておりますが、この装置は日本の薬機法に基づいた承認を受けていません。
■入手経路等
「インビザライン」は米国アライン・テクノロジー社製であり、日本国内ではアライン・テクノロジー・ジャパン株式会社を通じて当院に供給されています。
■国内の承認医薬品等の有無
日本国内では他にも複数の承認されたマウスピース型矯正装置が存在しますが、「インビザライン」は、国内外で広く使用されており、重大な副作用の報告はありません。
■諸外国における安全性等に係る情報
インビザライン」は全世界で1,300万件以上の矯正治療症例に使用されており、治療リスクに加えて重大な副作用は報告されていません。
■医薬品副作用被害救済制度
マウスピース型矯正装置「インビザライン」は薬機法対象外の商品であるため、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。
スタッフの募集はしておりません。(※2021年6月現在)
2020.04.15更新
ひとみ矯正歯科医院では増床のため歯科医師を募集中です。一緒に患者様のスマイルのために頑張っていきませんか?
仕事内容:矯正治療
(一般歯科の経験のみでもOKです)
休診日:日曜・木曜・祝日
就業時間:11時〜20時
勤務形態(常勤・パート)と給与は相談可です。
興味のある方はひとみ矯正歯科医院 田村まで下記のいずれかの方法でご連絡ください。
Email hitomi-orthod@equ.bbiq.jp
当院のLINEアカウント
永久歯抜歯の原因
2019.04.02更新
こんにちは!院長の田村です。
今日は永久歯がなぜ失われていくのかについてのお話をしようと思います。
先日ある雑誌で、8020推進財団が2018年に行なった永久歯の抜歯原因調査の結果を読みました。
抜歯の原因
第1位 歯周病 37.1%(2015年より4.6%減少)
第2位 虫歯 29.2%(2015年より3.1%減少)
第3位 破折(歯が折れたり割れたりすること)17.8%(2015年より6.4%増加)
だそうです。
歯周病や虫歯での抜歯が減少していてとても良いことだと思うのですが、破折が増加しているのは気になりますね。
虫歯や歯周病にならなかった健康な歯も割れてしまってはどうしようもありません。。。
歯の破折の原因は色々ありますが、結局は歯の強度よりも咬む力が勝ったということに尽きると思います。
なるべく歯を強くして、咬む力はほどほどにするしかないのかな?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、咬む力をコントロールするなんて難しいですよね。しかも破折の大きな原因のうちの一つの夜間の歯ぎしりや食いしばりは無意識に行なってしまうことなのでコントロールすることは不可能です。
しかし咬む力はコントロールできなくても歯の位置や形を工夫することで、咬む力が強くても歯に大きな負担を与えずに済ませることもある程度は可能なんです。
歯並びが悪いと、咬む力が部分的に集中してしまって、年齢を重ねていくと負担の大きい部分から破折してしまったりすることがあります。そういうことも歯並びをよくして、咬み合わせの力を全体的に分散させることである程度は防いでいくことができると考えています。
これから虫歯や歯周病がどんどん減っていくと、きっと次の課題はいかに歯を破折から守っていくかということになってきます。
その時に矯正治療という選択肢はとても重要になってきそうですね。
今は全然噛めるし食事も問題なくても少しずつ負担の大きい歯は傷んで行きます。将来のことを考えると今のうちに歯の位置を変えて歯の負担を少しでも少なくしてあげられたらな〜と思っています。
私の歯並びや咬み合わせ、大丈夫かな?と心配になったあなた。ぜひ当院のカウンセリングにいらしてくださいね。
Digital Love in ひとみ矯正歯科医院
2019.03.11更新
こんにちは。お久しぶりです。院長の田村です。
また最近何かとバタバタしておりましてブログの更新をご無沙汰しておりました
さて、私の好きなアーティストのうちの一つにDaft Punkというグループがあるのですが、そのグループのDigital Loveという曲が結構お気に入りです。
その曲が出た当時よくMTVを見ていて、いつも普通のミュージックビデオが流れてる中いきなり松本零士さん(?)のアニメのミュージックビデオになったので、びっくりしてじーっと見てしまいました。で、その歌をじっくり聞いたら結構よくてそれからずっとお気に入りの曲です。
と、話が音楽になってしまいましたが、今日はデジタル技術とひとみ矯正歯科医院での治療の話をしようかと思います。
昨年の秋に口腔内スキャナーを導入しました。これが当院のデジタル技術を利用した矯正治療の始まりです。
それまでは歯の裏側につける矯正装置やマウスピース矯正装置の作成はお口の中の精密な立体情報(つまりは模型)を得るためにシリコンでの型取りが必須でした。でもこれが結構息苦しかったりして患者さまへの負担が大きいものだったのですが、口腔内スキャナーを使うと型取りをせずに10分程度撮影するだけでお口の中の立体情報がデジタルデータとして得られます。撮影の間ずっとお口を開けていなくても大丈夫ですし、患者さまは随分楽になったように思います。
よかった点はそれだけではなく、患者さまのお口の中の情報が模型ではなくデジタルデータになったので、技工所さんとのデータのやりとりがとても簡単に早くできるようになりました。また、データの複製も簡単なのでいろいろな治療方針がある場合でどれにしようかと考える時などもとても早く比較できますし、装置も早く作れます。
現在のところ当院では、ラビアルのマルチブラケット装置(表側につけるワイヤーの装置)、リンガルブラケット装置(歯の裏側につけるワイヤーの装置)、マウスピース型矯正装置の作成に利用しています。他にも色々とよかったな〜と思える所はもっとたくさんありますが話が難しくなっちゃうので今日はこの辺までにしておきますね。
患者さまの治療の質を少しでも高く、また治療を少しでも早く終われるように、これからもうまくデジタル情報を利用していきたいと思います。
というわけで最近私はDigital Loveな感じです。(すごいこじつけ!(笑))
で、また音楽に戻りますが、Daft PunkのDigital Love、ウキウキするような曲です。春も近いし皆さんもよかったら聞いてみてくださいね。
日本矯正歯科学会に参加してまいりました
2018.11.07更新
お久しぶりです。院長の田村です。
最近何かとバタバタしておりまして、ブログの更新をご無沙汰しておりました
10月30日から11月1日までお休みをいただきまして、横浜で開催された日本矯正歯科学会に参加してまいりました。
今回、とても興味深かったお話がいくつかありましたが、私としては上顎前突の早期治療とそのエビデンスについてのお話が一番興味深いものでした。
上顎前突の早期治療というのは矯正治療に携わっている先生の間でも考え方がかなりわかれていて、現在でも統一した見解がまったくない状態ではないかと私は考えています。簡単にいうと上顎前突の治療は何歳からどの装置を使って行けばいいのかというのはまだ矯正治療を行う先生の間でも統一見解がないという感じです。私も、小学生の患者様の治療をいつ始めたらいいのだろうというのは常に悩むところです。他の先生たちもみんな悩むところは一緒と見えて、会場は入りきれず立ち見の人がいっぱいで、最初私はドアの外からセミナーを聞いていました。日本矯正歯科学会でも以前、上顎前突の早期治療のガイドラインというものを作成しているものの、ガイドラインの元となる論文のエビデンスが弱いものも多く読んでいてもなんだかはっきりしない印象でした。
セミナーを聞いていて、結局、いろいろな論文を評価してみたものの矯正治療というのはいろいろなパラメーターが関与している治療なので、とても評価するのが難しく、きちんとしたガイドラインを作成すること自体が難しいんだな。ということがわかりました。早期治療がいいのかどうかという問題はまだまだ発展途上であり、わかっていないことが多すぎる。ガイドラインというのは思うほどストリクトではない。とのことでした。やはり私の悩みは解決できないみたいです・・・ずっと悩んでること、話聞いただけで簡単に解決はできるほど甘くはないよね・・・やっぱり。
そして最後に一番腑に落ちた言葉
No evidence is not an evidence of nothing.
なーんて今回のブログはとっても真面目なつぶやきを書いてしまいましたが、独り言ですので読み流してくださいね。
学会の会場でいつも仲良くさせていただいている大先輩たちにばったり会って、横浜の中華街で美味しい中華をいただいてきました。
お店の中に飾られていた可愛いお馬さんを見つけて思わず写真とってしまいました!ちなみにお料理はいつも写真を撮る間もなく私の胃の中に行ってしまうのでお料理のお写真はございません。(笑)
インシグニアセミナーに参加してまいりました
2018.07.06更新
こんにちは。ひとみ矯正歯科医院の田村です。
すごい大雨ですね。皆様ご無事にお過ごしだといいのですが・・・。
さて、昨日東京で行われましたインシグニアという新しい矯正治療システムのセミナーを受講してまいりました。
インシグニアってなに?と思われる方がほとんどだと思いますので解説を。
まずインシグニアは現在のところラビアル矯正装置(表側につける矯正装置)にのみ使えるシステムになっています。(将来的にはリンガル矯正装置にも応用できるようになってくると思います。)従来のラビアル矯正装置の治療にCADCAM技術を応用することで、無駄を省いて治療期間を短縮するものです。
まずは精密な型取りをするか、口腔内スキャナというものを利用して歯の形をデジタル情報化します。
そうするとパソコン上で歯列が3Dになって見ることができます。その上で、インシグニアの特別なソフトを使うことによってパソコン上で歯を移動したりすることができるのでパソコン上で精密な治療計画を立てることができます。(現在、マウスピース矯正のインビザラインでもこれが可能です。)
従来では石膏模型の歯をみじん切り(笑)にしてセットアップ模型という治療結果を予測して作った模型を作成していたのですが、これがかなり時間も手間もかかるし、材質石膏なので歯のサイズが削れて小さくなったりなども多く、誤差が大きくなります。ですのでデジタルでセットアップ模型ができるというのは精密度がアップしますのでそれだけでもかなり矯正歯科医にとって恩恵となります。
そしてパソコン上で出来上がったデジタルセットアップ(治療結果の予測模型)に基づいて、パソコン上でブラケットを接着する位置をドクターが決めて行きます。そこまでいくとCADCAM技術でその指示した位置通りにブラケットを接着できる装置、そしてそれにあうワイヤーを作成してくれるというシステムがインシグニアです。
この解説難しいですね・・・。
患者様にとって何がメリットかというと、治療前にパソコン上で治療するとこのような歯ならびになります!というのが3Dで見る事ができますので、とてもわかりやすいです。
そして患者様ごとにカスタマイズされたワイヤーが準備されてきますので、治療途中での歯科医師によるワイヤーベンドの時間も少なくできますから、患者様とお話しをしたりクリーニングを行う時間が十分に取ることができます。
また、治療期間が長引く原因はいろいろな誤差を補正することに時間を取られているということも一つあります。今まではそこを少なくしていくことが歯科医師の腕の見せ所でした。しかしインシグニアですと、精密なセットアップに基づいたブラケットポジショニングやワイヤーで治療ができますので誤差を補正するために長引いていた時間を少し短縮させることができるかもしれません。また誰が治療を行っても同じ結果をだすことができるというのも利点ではないかと思います。
私もそんなシステム使わなくても自分で十分ワイヤー曲げれるからとは思うのですが、やはり治療結果のわかりやすさなど、患者様にとってメリットの多いシステムですので導入を検討しています。
もしラビアル矯正とインシグニアシステムにご興味がある方がいらっしゃいましたらぜひご相談くださいね!もう少し詳しくご説明させていただきます。
福岡には特別警報も出ておりますので皆様どうぞお気を付けてお過ごしくださいね!
祝 8020運動30周年!
2018.06.06更新
こんにちは。ひとみ矯正歯科医院の田村です。
今日は8020運動についてお話ししようかと思います。8020運動、よくご存知の方も多いかと思いますが、説明しますね。
簡単に言うと、80歳になった時に歯を自分自身の歯が20本以上残っている状態にしよう!と言う運動です。
先天欠損がない人であれば、親知らずを含めて全部で32本の歯が本来あるはずです。えー!80歳までに12本も抜くことってあるのかな?って思う方もいらっしゃるかもしれませんね。でもそれは考えが甘いんですよ〜。
日本人は顎の大きさの関係でほとんどの人が親知らずは普通に生えることができずに抜歯したりします。親知らずは上下左右で4本ありますからそれだけでマイナス4本。つまり8020運動達成のためには8本しか抜歯できません。
その上矯正治療で上下の小臼歯の抜歯をしたりするとそれでまたマイナス4本。ですから抜歯矯正した人が8020運動達成のためには4本しか抜歯できませんそう考えると、結構大変だな・・・って思えますよね!
また、そういう風に考えると矯正治療って8020運動に逆行してるんじゃないの?って思う方もいらっしゃるかもしれません。
確かに歯の本数だけ考えると逆行しているのですが、顎に入りきらない歯を抜くことによって残った歯の寿命を延ばすことができます。どういうことかというと、あごに入りきらなくて歯がガタガタに並んでいる部分というのは歯の周りにしっかりと歯槽骨(歯の周りの骨)が取り巻くことができない状態になっています。
歯を失う理由で一番多い歯周病は、歯槽骨が歯周病菌によって溶かされて、歯がグラグラになって抜けていくという病気ですから、歯の周りの骨が少ないとあっという間に歯周病が進行してしまうということになるんです。
実際、歯並びがガタガタの部分は歯磨きもしにくいですし、歯周病になってしまうとガタガタの部分一気に歯槽骨がなくなってしまい、歯がグラグラになってくるので複数の歯を一気に失ってしまうことも多いんです。
ですので、矯正治療によって歯一本あたりの歯槽骨の量を増やすことによって、歯の寿命を長くしているんですね。
また矯正治療をすることにより、逆に歯磨きへの意識が高まってよかったという患者様もいらっしゃいますよ。矯正治療はゆっくりと進んでいく治療です。治療しながら歯磨きの仕方や歯のお話ししながら進めていくと皆さんお口の中への興味を持ってくださるみたいですね。
平成元年に日本歯科医師会と当時の厚生省が始めた8020運動ですが、今年で30周年を迎えます。
開始当初、達成率7%程度だったそうですが、平成28年には51.2%で過半数となりました!
自分の歯で食事ができることは健康寿命を延ばすことにとても効果的ですし、何より美味しく食事ができることはとても幸せなことです。もっともっと達成率を伸ばしていきたいものですね。
私たちもそれに寄与できるよう頑張っていきたいと思います!